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#213 「Hand-made」の玄関ドア

玄関ドアの工場

 

Tjena!

 

スウェーデンの玄関ドアは木製です。

 

工場を覗いてみると、

近代的な機械や設備を使いながらも、

建材を造り上げる工程の大部分が

手作業であり時間と手間をかけています。

 

玄関ドアの基本構造は同じでも、

一つひとつの仕上がりは違うのです。


製作工程のほとんどが職人の手作業で

行われる玄関ドアは、まさに、

Hand-made」と呼べるでしょう!

 

・・・というのも、

玄関ドアメーカーの起源は、

なんと1935年。

ロウソク立てを作る木工所から始まり
キッチンや階段、家具、そして
窓やドアを作る木工房でした。

1970年代、多くの建材メーカーが、
質から量へとシフトした時代に、
質を追求した玄関ドアだけに専念する
ことを決意します。

今や、デザインと性能、品質で
スウェーデンを代表する玄関ドアの
専門メーカーとなっています。

 

ですから、同じ木製の玄関ドアでも、

その仕立てが全く違うのです!

 

玄関ドアの工場 玄関ドアの工場

 

例えば、ドア扉内部にレバーハンドルと

旋錠用の金具を取り付けますが、手で

金具を入れ込み、ビス留めを行います。

 

採光のある玄関ドアには、

デザインに合わせ開口が開けられ、

そこに3層ガラスユニットをはめ込み、

チーク材の額縁を取り付けていきます。

 

玄関ドアの工場

 

塗装後は、特殊なライトに当てながら

細部の仕上げをチェックします。そこでは、

手作業でバリを取り除いているのです。

 

ドアの塗装は、複数色の組み合わせ可能ですが、

何百色とある色から選択されるので、

工場ではまず、その色をつくってから、

細部を手作業で丁寧に塗っています。

 

玄関ドアの工場

 

白と赤色で玄関ドアを塗り分ける場合など、

職人が、マスキングテープを使って、

慎重に仕上げていました・・・。

 

玄関ドアの気密ゴムは、枠ではなく、

扉の外周に取り付けられます。

 

玄関ドアの工場

 

こうすることで、靴で踏んで気密ゴムを

傷める心配がないからです。この取り付けも

一つひとつ手作業で行われます。

 

∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデンの玄関ドア」詳しくはこちら

 

>「スウェーデンの玄関ドア」のフルラインナップ

 

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author:Akio Kanaida, category:木製玄関ドア, 09:00
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#212 スウェーデン本国仕様の住宅とは?

スウェーデン本国仕様の住宅

 

Tjena!

 

私は、スウェーデン住宅を紹介する時に、

あえて「スウェーデン本国仕様」の住宅

という言葉を使うようにしています。

 

これはどういうことかというと、

日本人が知っている(認識している)

スウェーデン住宅と、今現在、

スウェーデン本国で建てられている

住宅とが、かなり違うからです!

 

スウェーデン本国仕様の住宅

 

例えば、外壁の断熱性能。

断熱材の厚みでいうと、20cmは常識で、

高断熱仕様といえば、30cm40cm

を指します。全く次元が違います。

 

また、スウェーデンの窓といえば、

3層ガラスの木製窓ですね。

 

しかし、スウェーデン本国では、

木製窓でも外側がアルミで被覆されたり、

2+1=3層ガラスといって、ガラス間に、

ブラインドが内蔵されたりしています。

 

しかも最近では、4層ガラスも

当たり前のように使われ始めました!

 

スウェーデン本国仕様の住宅

 

そして、内部に使われている建材です。

これらは、ほぼ全て、木製なのですが、

驚くべきことは、その想定耐用年数です。

 

ほとんどが、30年から50年以上使う

事を想定して作られています。

 

考えてみれば、当たり前のことで、

スウェーデンでは、日本と同じ木造住宅でも

住宅自体の耐用年数が100年以上なので、

それを構成する建材の耐用年数も

当然、長くないとダメですよね・・・。

 

このように、スウェーデン本国では、

私たち日本人の想像を遥かに超えた構造や

建材の仕様で住宅が創られているのです!

 

その結果、築30年の住宅でも、

新築と同じくらいの資産価値をもつ家が

ゴロゴロと存在しているのですね。

 

スウェーデン本国仕様の住宅

 

また、デザインも然りです。

実に様々なデザインで建てられています。

興味深い事は、どんなデザインでも、

住宅の性能と品質は同じという事です!

 

実は、ここに大きなヒントがあって、

これまで、私たちの想像するスウェーデン

本国仕様住宅は、「輸入住宅」でしたが、

現在では、日本の和風デザイン住宅が

スウェーデン本国仕様に仕上げられる時代です。

 

つまり、スウェーデン本国仕様の住宅とは、

スウェーデン本国の構造や建材で、

スウェーデン本国の性能や品質を実現

させた住宅・・・という事になります。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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author:Akio Kanaida, category:スウェーデンの住宅, 09:00
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#211 スウェーデン本国仕様住宅の完成

カールソンヒュース

 

Tjena!

 

先程、3枚の写真が届きました。

長野県に完成したスウェーデン本国仕様住宅です!

 

伝統のファールン・レッド(Falu Rodfarg)色に

身をまとった住宅は、スウェーデン本国の

KarlsonHus(カールソンヒュース)社製です。

 

適当な長さに分割された外壁は、

「外壁ブロック」と呼ばれ、

スウェーデンの工場で作製されます。

 

「外壁ブロック」には、窓や玄関ドアが

取り付いているだけでなく、断熱材も充填され、

外装材や窓周りのケーシング(額縁)、

水切り材までも工場で取り付け済みです!

 

この「外壁ブロック」をスウェーデンの工場で

コンテナに積載し、海上コンテナ船で日本へ運び、

最後に建築現場へと輸送します。

 

建築現場で、これらの外壁ブロックを

クレーンを使って組み上げると・・・

この時点で、住宅の外壁施工のほとんどが

完成状態!といった仕組みです。

 

カールソンヒュース

 

こういった仕組みとプロセスだけ見ると、

コンテナを使うなんて輸送費が高く付く・・・とか、

そんな大きな外壁ブロックをどのようにして

狭い日本の現場に運び込むのか?

 

・・・といった議論で思考がストップします。

 

しかし、よく考えてみると、ある意味、

非常に合理的な手段であり、日本の家づくりも

転換期にあることに気付かされます。

 

それは、住宅づくりの

「現場から工場へのシフト」です。

 

高断熱・高気密住宅の外壁は、

断熱・気密処理が複雑で、手間と時間を要し、

高断熱仕様の窓やドアは重量級なのです。

 

ここで、工場で「外壁ブロック」を作り、

現場でそれらを組み上げるといった

発想をしてみると・・・

 

1. 現場の天候に左右されにくい

2. 現場で出る廃材が削減できる

3. 現場工期を大幅に削減できる

4. 精度の高さと均一さを保ちやすい

5. 人材を確保しやすい

 

といった事が可能になって、

これまでの常識が非常識になる!

・・・こともあるでしょう。

 

カールソンヒュース

 

この住宅の施工時期と場所は、

真冬の豪雪地帯でした。

 

それでも、この悪条件の中で、

ここまで完成度の高い住宅を短期間で

実現できたという仕組みとプロセスに、

たくさんのヒントがあるのです。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#210 ミニログのカーポート

ミニログのカーポート

 

Tjena!

 

私がスウェーデンに住んでいた時、

ほとんどの家にカーポートがありました。

 

スウェーデンのカーポートは、

日本のアルミ製のような「ルーフ&ポスト」

ではなく、家と同じデザイン・構造をした

独立型の車庫が多く、それはまるで、

「車の家」と言えるでしょう!

 

カーポートといえど、家と同じ屋根の

雨樋付きで、外壁には、断熱仕様の窓や

玄関ドア付!まであるのです・・・。

 

カーポートには、車用の備品や工具、庭を

手入れする機材等を収納する倉庫もあって、

これはとにかく便利でした。

 

これら「車の家」は、住宅を建てる時に

一緒に計画され、同じ材料で作られるのですが、

今回ご紹介するミニログのカーポートは、

DIYで後から組み立てられるキットです!

 

 

ミニログのカーポート

モデル:べリーネース

Bergnas 25+20m2

 

ログ材は、45x145mm。組み上げるだけで

ミニログのカーポートの完成です。

 

キットには、断熱仕様の玄関ドアと窓、

そして、車用のガレージドア付きです。

 

建具周りのケーシング(額縁)や

屋根の破風板までも入っています。

 

屋根は、野地板までの付属ですが、

オプションで、仕上げ用ルーフィング材

や雨樋も用意されているのです。

 

ミニログのカーポート

モデル:ヘーグリーデン

Hogliden 25m2

 

材料はすべて無塗装ですので、

現場で自宅と同じ色に塗るなど、

希望のカラー配色で仕上げられます。

 

モデルによっては、付属の倉庫に

フローリングが付いたものもあります。

この場合、根太と巾木まで入ってきます。

 

ミニログのカーポート

ミニログのカーポート

モデル:グランネース

Grannas 23+8m2

 

実は、このミニログをプロデュースして

いるのは、スウェーデン北部にあるパイン

無垢フローリングのメーカーです。

 

したがって、ログ材も、スウェーデンで

最も良質とされる北部産パイン製、そして

付属してくるフローリングも北部産です。

 

キット製品なので、サイズや間取りは

変更不可ですが、窓やドアの追加は可能。

 

フローリングは、塗装仕上げ品も選べるので、

多目的に使える「車の家」なのです!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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author:Akio Kanaida, category:ログハウス, 09:00
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#209 玄関に浮かぶシャドーリーフ

玄関ドア-シャドーリーフ

 

Tjena!

 

実はこれ、玄関ホールの床に出現した

葉模様の影Shadow leafの事です・・・。

 

スウェーデン製玄関ドアのシリーズには、

「デコールガラス」と呼ばれる植物モチーフの

葉模様が描かれたガラスユニットがあります。

 

玄関ドア-デコールガラス

 

これは、よく見ると、スリガラスで、

葉模様が描かれているのです!

 

ちょうど、ここに、太陽の日差しが

うまい具合に差し込むと、玄関ホールの

床に、「シャドーリーフ」が出現します。

 

私も、実は今回、初めて見ましたが、

同じ玄関ドアでも、設置の向きや季節、

時間帯、立地条件が揃わないと見れない、

幻の(幸運の?)影と言えるでしょう!

 

玄関ドア-YD86G

 

ところで、スウェーデン製玄関ドアは、

すべて断熱仕様となっています。

 

ドア扉本体は、木枠フレームが組まれ、

内部に断熱材が充填されています。

扉の厚みは、なんと70mm程です!

 

それでは、採光用で使われるガラス入りの

ドアはどうなっているのでしょうか?

 

窓と同じように、ガラス面は、

どうしても断熱が弱いところですね。

 

でも、安心して下さい。

玄関ドアに内蔵されるガラスユニットは、

すべて3層断熱ガラス仕様です!

 

これであれば、結露の心配もありません。

 

したがって、この「デコールガラス」も

3層ガラス。しかも、円ではなく楕円形の

ガラスユニットと、何とも凝った作りです。

 

玄関ドアの上には、

「オーバーライト」と呼ばれる

ドアに直付できる窓もあります。

 

玄関ドア-半円窓

 

窓の仕上げは、玄関ドアと一緒で、

一体化されたデザインとなります。

形状は、長方形や半円形もあります。

 

半円形の窓は、スウェーデンの住宅で

昔から用いられているものなので、

これを使うと、スウェーデンらしい

家のデザインになる・・・アイテムです。

 

もちろん、この半円形の窓も

3層ガラス仕様です!

 

スウェーデンの玄関ドアといっても、

カタログ上では、同じ見た目でも、

こういったガラスユニットや、ドア扉の

内部構造が違うので注意が必要です。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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author:Akio Kanaida, category:-, 09:00
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