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#256 気密住宅と薪ストーブ

スウェーデンの薪ストーブ

 

Tjena! 

 

スウェーデンにおいて

住宅の暖房は、地域供給される

温水や電気が主ですが、

 

薪ストーブは、今なお、新築住宅に

高い確率で装備されています。

 

冬は極寒の地域なので、

万が一の停電時でも暖を取れること、

(暖が取れないと死活問題)

 

そしてまた、暖炉のある生活を

大切にしているからですね。

 

スウェーデンの薪ストーブは、

そのスタイリッシュなデザインも

凄いのですが、驚くべき特殊な

構造をしています。

 

薪ストーブの構造を見ると、

薪を燃やす炉は、ガラス扉などで

室内と完全にシャットアウト

されたクローズ型です。

 

スウェーデンの薪ストーブ

 

本体の下には、外気とつながる

「給気ダクト」があって、

ここから燃焼空気が炉へと

供給される仕組みです。

 

薪が燃えて発生した煙は、

煙筒を上昇し、屋根の煙突から

外気へと放出されます。

 

つまりこれは、

室内の空気を全く使う事なく、

燃焼熱だけを室内へ伝える・・・

といった気密住宅仕様です!

 

どうして、

こんな構造になっているのか?

・・・というと、

 

薪ストーブは、その名の通り、

「薪」を実際に燃やすので、

燃焼には、酸素が必要であり、

煙には、二酸化炭素を含みます。

 

寒い冬に炉で薪を燃やすと、

熱い空気は勢いよく上昇して

煙突から外へ出て行きます。

 

と同時に、燃焼空気を炉へ

どんどん吸い込むのです!

 

スウェーデンの薪ストーブ

 

薪を燃やす炉がオープン

(室内に開放されれいる)だと、

大量の室内空気が一気に消費

されてしまいます。

 

もしこれが、気密性の低い

昔の家であれば、あらゆる

隙間から外気が入ってくる

ので問題ありません・・・。

 

しかし、気密性の高い

現代の省エネ住宅では、外気が

ほとんど入ってこないため、

 

室内が異常な負圧状態

(気圧が低い状態)となって

様々な問題を起こす原因と

なってしまうのです・・・。

 

なぜならば、気密住宅では、

換気システムによって、常に、

排気量が、給気量と同程度になる

ように制御されているからです。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデンの薪ストーブ」詳しくはこちら

 

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author:Akio Kanaida, category:薪ストーブ, 09:00
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