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#238 床面積と壁厚

KH-Quadra

 

Tjena! 

 

スウェーデン本国仕様で

住宅を計画する時、壁厚が

20cmとか30cmになります。

 

すると、外壁が厚くなる程、

「室内の床面積が狭くなる!」

と言う方がいます。

 

確かにそうですね・・・。

 

日本の図面では、寸法の線が、

柱の芯を押さえています。

 

通常の在来工法であれば、

105mmなので、その中心の

105/2=52.5mmです。

 

ツーバイフォーであれば、

2x4材だと、89mmの中心。

2x6材だと140mmの中心の

140/2=70mmとなります。

 

建築基準法では、主体構造の

柱、たて枠材の材芯だからです。

 

この線で床面積が算出されるので、

線より室内側にある「壁」は、

実際に床となりません・・・。

 

つまり、外壁が厚い程、日本では、

図面の床面積に比べ、実際の

床面積が小さくなるのです!

 

外壁に断熱材が不要であった時代、

その差は問題にならなかったものの、

超高断熱化で外壁が分厚くなった現代、

この差は無視できません。

 

これに対し、スウェーデンの図面が

どうなっているのか?・・・というと、

 

外壁の外側と内側と、両方の寸法線があります!

 

KH-Quadra-Plan-1

 

外壁の外側の線で算出した床面積を、

BYA (ByggnadsArea) といって、

建物の面積を表しています。

 

外壁の内側の線で算出した床面積を、

BOA (BoArea) といって、

室内の床面積を表しています。

 

つまり、BOAを見れば、

これが実際の床面積であって、

外壁の厚みに左右されません!

 

(ただしBOAは室内壁を含む)

 

例えば、カールソンヒュース社の

Quadra(クアドラ)というモデルの

図面(1F)では、BOA=88.4m2

BYA=99.7m2と表示されています。

 

その差は、なんと11.3m2

 

ちなみに、この家の外壁厚は、

293mm」。納得ですね・・・。

 

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*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデン本国仕様の住宅」詳しくはこちら

 

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author:Akio Kanaida, category:スウェーデンの住宅, 09:00
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