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#228 木製窓は前付け?

スウェーデンの木製窓

 

Tjena! 

 

スウェーデンの木製窓を日本の住宅へ

取り付ける時、日本の樹脂サッシとの

大きな違いは、重量と取付方法でしょう。

 

樹脂サッシは、3層ガラスといえど、

重量は軽く、ユニットを納めれば、

取付と水切り防水処理がほぼ完了です!

 

これに対し、スウェーデンの木製窓は、

105mm以上はある枠材に重厚な扉、

窓を搬入し設置するも一苦労・・・。

 

何十年の使用が想定される木製窓は、

取付調整ボルトと呼ばれる金具で

窓枠が調整できる取付方法となります。

 

このため、窓枠が動けるように、

窓外周に10mmのクリアランス

(隙間)を確保します。

 

この隙間には、窓を取り付けた後、

断熱処理と、室内側に気密処理、

外側に防水と通気処理が必要です。

これら作業もまた一苦労・・・。

 

「スウェーデンは、こんなに

面倒な作業を行なっているのか?」

とよく聞かれます。

 

答えは、「YES」。

ただし、日本と明らかに違うのは、

「後付け」ではなく、「前付け」です!

 

スウェーデンでは、予め、工場で住宅の

「外壁ブロック」を作製しています。

 

工場では、木製窓を外壁の枠組みへ

取り付けるのではなく、木製窓の外周に、

まずは、たて枠材を取り付けます。

 

外壁ブロック-窓の取付

 

分厚い断熱・気密ゴムを挟み込んだ

「窓ユニット」を、外壁の枠組みの一部

として組み込んで行きます。

 

外壁ブロック-窓の取付 外壁ブロック-窓の取付

 

そして、断熱・気密処理をしながら、

外装材、水切り材を取り付け、防水、

通気処理も行なってしまいます。

 

外壁ブロック-窓の取付

 

「外壁に窓を入れ込む」のではなく、

「窓から外壁を作る」わけですね。

 

工場では、木製窓や外壁ブロックを

吊り上げるクレーンがあるので、

重量も、問題になりません。

 

外壁ブロック

 

4mから8mにもなる外壁ブロックは、

相当な重量になるものの、現場では

重機のクレーンが待機しているので、

全く問題なし!・・・ですね。

 

外壁ブロックを設置すれば、

ほぼ全ての作業が終了・・・。

なんとも合理的な手法です!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデン本国仕様の住宅」詳しくはこちら

 

>「スウェーデンの建材詳しくはこちら

 

 

author:Akio Kanaida, category:スウェーデンの住宅, 09:00
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