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#211 スウェーデン本国仕様住宅の完成

カールソンヒュース

 

Tjena!

 

先程、3枚の写真が届きました。

長野県に完成したスウェーデン本国仕様住宅です!

 

伝統のファールン・レッド(Falu Rodfarg)色に

身をまとった住宅は、スウェーデン本国の

KarlsonHus(カールソンヒュース)社製です。

 

適当な長さに分割された外壁は、

「外壁ブロック」と呼ばれ、

スウェーデンの工場で作製されます。

 

「外壁ブロック」には、窓や玄関ドアが

取り付いているだけでなく、断熱材も充填され、

外装材や窓周りのケーシング(額縁)、

水切り材までも工場で取り付け済みです!

 

この「外壁ブロック」をスウェーデンの工場で

コンテナに積載し、海上コンテナ船で日本へ運び、

最後に建築現場へと輸送します。

 

建築現場で、これらの外壁ブロックを

クレーンを使って組み上げると・・・

この時点で、住宅の外壁施工のほとんどが

完成状態!といった仕組みです。

 

カールソンヒュース

 

こういった仕組みとプロセスだけ見ると、

コンテナを使うなんて輸送費が高く付く・・・とか、

そんな大きな外壁ブロックをどのようにして

狭い日本の現場に運び込むのか?

 

・・・といった議論で思考がストップします。

 

しかし、よく考えてみると、ある意味、

非常に合理的な手段であり、日本の家づくりも

転換期にあることに気付かされます。

 

それは、住宅づくりの

「現場から工場へのシフト」です。

 

高断熱・高気密住宅の外壁は、

断熱・気密処理が複雑で、手間と時間を要し、

高断熱仕様の窓やドアは重量級なのです。

 

ここで、工場で「外壁ブロック」を作り、

現場でそれらを組み上げるといった

発想をしてみると・・・

 

1. 現場の天候に左右されにくい

2. 現場で出る廃材が削減できる

3. 現場工期を大幅に削減できる

4. 精度の高さと均一さを保ちやすい

5. 人材を確保しやすい

 

といった事が可能になって、

これまでの常識が非常識になる!

・・・こともあるでしょう。

 

カールソンヒュース

 

この住宅の施工時期と場所は、

真冬の豪雪地帯でした。

 

それでも、この悪条件の中で、

ここまで完成度の高い住宅を短期間で

実現できたという仕組みとプロセスに、

たくさんのヒントがあるのです。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデン本国仕様の住宅」詳しくはこちら

 

>「スウェーデンの建材詳しくはこちら

 

 

author:Akio Kanaida, category:スウェーデンの住宅, 09:00
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