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#208 木製階段の美の秘訣

スウェーデンの階段

 

Tjena!

 

スウェーデンの階段を見ると、

みんな口を揃え、「美しい」と言います。

 

美しい階段は、たくさんありますが、

その美しさを「木」で表現している

スウェーデンの階段は、独創的です!

 

今回は、その木製階段が、

どうして美しく見え、そう感じるのか?

詳しく見て考察したいと思います。

 

まず、パッと見た時の曲線美です。

 

とても単純な、L型階段でも、

手前のささら桁(側板)は凸カーブ、

奥のささら桁は凹カーブとなっています。

 

逆に配置することで、階段のフォルムが

すごく躍動的に見えますね!

 

また、L字で曲がるコーナー

部分に支柱がありません・・・。

 

立体的に階段を支える構造なのです。

その結果、階段に浮遊感が生まれ、

木製でありがちな重さを感じません。

 

スウェーデンの階段

 

同じL型の階段でも、ささら桁が、

壁側しかない階段まであります!

 

一瞬、構造がどのようになっているのか?

 

不思議に思うと同時に、まるでオブジェ・・・

のようなその姿は、美術品なのか?

 

本当に階段として上れるのか?

ドキドキしてしまう程です・・・。

 

この構造は、ささら板がない代わりに

手すりを太くすることで、手すりが階段を

支えるフレームとなっています。

 

そして、手すりに見えるのは、実は、

ロッドと呼ばれる構造用引張材で、

これが踏み板を「吊っている」のです!!

 

しかも、当然のごとく、L字コーナー部に

支柱はなく、全体が一つの構造体となった、

まさに「構造美」と言えるでしょう。

 

スウェーデンの階段

 

踏み板を見てみると、ほぼすべての形状が、

一つひとつ違います。それ故、階段が、

どこから見ても、優雅なエレガントな

印象を与えているのです。

 

これも意味があって、すべての踏み板は、

「階段中央で同じ奥行」となるように、

分割して設計されています。

 

すると、階段がどのように曲がっても、

階段の奥行と高さは同じ、つまり、

「上り下りのリズムが一定!」となります。

 

上り下りのリズムが変わることが、

階段での転倒リスクを最も高めるからです。

 

確かにその通りですが、日本では、

そんな階段見たことありませんね!?

 

同じ階段でも、木の樹種や塗装を変えたり、

手すりにスチールやガラスを組み合わせるなど、

素材の組み合わせで表情も変わります。

 

そして、何と言っても、クールな美しさに

素朴な木の温もりを感じる・・・これが、

北欧インテリアの秘訣なのかもしれません。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデンの階段」詳しくはこちら

 

>「スウェーデンの建材詳しくはこちら

 

 

author:Akio Kanaida, category:木製デザイン階段, 09:00
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