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#218 安心して開放できる窓

ドレーキップの窓

 

Tjena! 

 

前回は、スウェーデンから直輸入している

窓の開閉方式は、一つの窓で内開きと内倒し、

二つの開閉ができる「ドレーキップ」!

とお話しました。そして、その理由が、

 

「安心して窓を開放しておける」

 

ことでしたね。

 

高気密・高断熱住宅でも、春や秋など、

外が快適な時には、積極的に窓を開けて

自然通気をします。それが「省エネ」です。

 

しかしながら、日本の引き違い窓にしろ、

気密の取れる外開き、内開き、トップターン

でさえも、開放はしておけますが、

決して「安心」とは言えないのです。

 

例えば、1階の窓を開けたまま、

2階に居たらどうでしょう・・・?

 

不審者が入ってくるかもしれませんね。

 

窓を開けたまま、外で庭作業をしたり、

ちょっとだけ近所に出かけたら・・・?

 

突然雨が降ってきて、室内に雨水が

吹き込んでしまうかもしれませんね。

 

ここでいう「安心」とは、窓を開けたままでも、

不審者や雨水の侵入リスクが低いという事です。

 

こうなると、引き違いはもちろんNG

気密の取れる外開きや内開きもNG

トップターンも防犯上でNGです・・・。

 

これに対し「内倒し」は、換気(自然通気)

させたまま、外部からハンドルを操作して

窓を開けることは、ほぼ不可能です。

 

多少の雨であっても、雨水が室内に

吹き込むこともありません。

 

ドレーキップの窓 ドレーキップの窓

 

では、もう一つの「内開き」は、

いつ使うのか?・・・というと、

 

窓を掃除する時です!

 

これが意外と重要で、例えば、

2階の窓ガラスの外側など、やってみると

簡単に拭けるものではありませんね・・・。

 

内開きであれば、2階でも室内から

安全にゆっくりと丁寧に拭ける訳です。

窓のメンテナンス作業も楽になります。

 

1. 気密が確保できること

2. 安心して開放できること

3. 安全に窓の掃除ができること

 

こういった要素が省エネ住宅には必要です。

 

ドレーキップ・・・。馴染みのない窓ですが、

省エネ住宅のスタンダードになるでしょう!

 

∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓」詳しくはこちら

  ⇒ http://mala-gruppen.com/fonster/2+1.html

 

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author:Akio Kanaida, category:2+1=3層ガラス木製窓, 09:00
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#217 省エネ住宅にはドレーキップ

ブラインド内蔵のテラスドア

 

Tjena!

 

日本では、窓もドアも開閉方式の

スタンダードは「引き違い」ですね!

 

これは、歴史的に見ても、高温多湿の

夏を旨とした住まいで、襖や障子が

主体の文化だったからでしょう。

 

しかしながら、「引き違い」の構造は、

「省エネ住宅」には適しません・・・。

 

どうしてなのでしょうか?

 

答えは、引き違いの窓は、高い気密性を

確保できないからなのです!

 

省エネ住宅には、高断熱・高気密の仕様が、

住宅躯体にも建具にも要求されます。

 

ところが、引き違いの構造を見ると、

扉同士にクリアランス(隙間)が必要ですね。

 

これがないと摩擦で開閉できません・・・。

つまりこの隙間が、高い気密性能を

確保できない原因というわけです。

 

最も気密の取れる開閉方法は、

外開きや内開きです。扉と枠の間に

気密ゴムが挟まれ(圧接され)ることで、

高い気密性が確保できるのです。

 

これ故に、スウェーデン本国の窓は、

外開きか内開き、同じく気密ゴムを挟める

構造のトップターンとなります。

 

ちなみに、スウェーデンにも引き違いや

片引きタイプの窓は存在しますが、

窓を閉める時には、扉同士が圧接される

「へーべ・シーベ」という特殊構造です。

 

この中で、現在、スウェーデンから直輸入

しているのは・・・実は、「内開き」です。

 

ドレーキップの窓

 

えっ?と思われるかもしれませんが、

正確には、「内開き」と「内倒し」ができる

「ドレーキップ」というものです。

 

「ドレーキップ」は、ドイツ製の開閉金具で、

レバーハンドルの向きにより、内開きと内倒し、

二つの開閉ができる手品のような窓です!

 

ドレーキップの窓

 

どうして「ドレーキップ」か?というと、

日本の気候で、春や秋など外が快適な時は、

積極的に自然通気を利用したいからです。

 

高断熱・高気密住宅だからといって、

窓を開けないのではありません。あくまで、

冷暖房運転をする時に、高い断熱・気密性能が

必要であって、根源の考えは「省エネ」です。

 

この時、とても重要なのが・・・

「安心して窓を開放しておける」ことです。

 

ドレーキップの窓

 

窓を開放しておける??

どの窓も、窓は開放しておけますよね?

その理由は、次回、お話します。

 

 ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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#216 ブラインド内蔵の窓

ブラインド内蔵の窓

 

Tjena! 

 

スウェーデン本国で使われている窓は、

たくさんの種類がありますが、

構造で分類すると、多くはありません。

 

窓は、ほぼすべてが木製窓となります。

 

搭載されるガラスユニットは、

ほとんどが3層ガラスで、最近では、

4層ガラスも使われています。

 

現在、スウェーデンから直輸入するのは、

3層ガラスでも、2+1=3層ガラスといって

室内側の2層ガラスユニットと外側の

単層ガラスとで構成された窓扉です。

 

通称、2+1(ツー・プラス・ワン)

と呼ばれています。

 

ブラインド内蔵の窓

 

どうして、3層ガラスユニットではなく、

2+1=3層ガラス構造の窓としているのか?

 

・・・というと、それは、

窓にブラインドが内蔵できるからです!

 

正確には、ガラス間にブラインドを

取り付けることができるのです。

 

なんとも面白い構造ですが、

その凄さは遮熱性能にあります。

 

ブラインド内蔵の窓

 

日本ではパッシブハウスなど省エネ仕様の

高断熱・高気密住宅では、どうしても

夏場に窓ガラスから侵入してくる日射熱が

大きな負荷となってしまいますね。

 

これに対しては、屋根の庇を長く出したり、

オーニングを付けたり、遮熱ガラスを使用

するなどしか選択肢がありません。

 

しかし、「2+1」であれば、

ブラインドを下す(閉める)ことで、

夏場の日射熱を遮ることができます。

 

そのメカニズムが驚きで、遮られた熱は、

ガラス間の空気対流で、窓の外へと

自然と放出される仕組みです!!

 

ブラインドは、手動であるものの、

上げ下げや角度調整ができます。

 

例えば、夏の昼間は、南と西でブラインドを

閉めて日射熱を遮り、冬の昼間は、逆に

南と西を全開にすれば、日射熱を取り入れる

ことができる・・・というわけですね。

 

こうすることで、より少ない冷房と

暖房で屋内環境を快適に保てます。

 

ブラインド内蔵の窓

 

もちろん、夜の間は、ブラインドを

完全に閉めてしまえば、カーテンも不要です!

 

意外なことに、ホコリのつかないブラインドと

カーテンが不要といった点が、最も高い評価を

もらっていたりするのですが・・・。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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#195 スウェーデン窓を在来工法へ取付

在来+スウェーデン窓

 

 

Tjena!

 

スウェーデン窓は、3層ガラスの木製ですが、

 

日本の住宅に取り付けられますか?

 

とよく聞かれます。こだわりの木の家を

建てるものの、樹脂サッシは使いたくない

・・・という方は実に多いのです。

 

答えは「Yes」。

 

住宅の構造がツーバイ工法であれば、

スウェーデンと同じように取り付きますし、

在来工法でもいくつかの原則に従えば、

問題なく取り付けられます!

 

日本の樹脂サッシとの大きな違いは、

「窓枠に調整機能がある」

という事でしょう・・・。

 

日本の樹脂サッシは、外壁の開口部へ

直接取り付け、完全固定されますが、

スウェーデンの木製窓は、10mm程の

クリアランスを周囲に挟んで、まるで、

宙に浮いたような形で取り付けられます。

 

実際の取り付け事例を見てみましょう。

 

スウェーデン窓の取付-在来

 

これは、北海道に建設される在来工法の家です。

 

主体構造は、105x105mmの柱ですが、

内側と外側に45mmの断熱を付加した外壁で、

内部充填と合わせ、合計195mm厚の断熱です!

 

窓枠には「Karmhylsa」(カルムヒルサ)と

呼ばれる取付調整金具があって、六角レンチで

回すと、その出っ張り長さが変わり、窓枠の

鉛直と水平を調整できる仕組みです。

 

10mmのクリアランスは、この調整のため、

つまり、窓枠を動かすために必要な空間・・・

というわけですね!

 

調整後は、専用の固定スクリューで、

壁に固定します。在来工法であれば、

主体構造の柱105mmに固定できる範囲内なら

窓の位置は自由に設定可能です。

 

窓周りのクリアランスは、断熱材を充填し、

室内側には必ず気密処理を行います。

 

ブラインド内蔵型の2+1=3層ガラス木製窓では、

木製窓の表面を覆うアルミ被覆の内側から、

通気が外へ抜けるよう、窓上部を処理します。

 

スウェーデン窓の取付-在来

 

これは、主に夏場、内蔵のブラインドが遮った

日射熱を効率よく外へ逃がすためです!

 

外へ排出された空気分は、窓下部から、

ブラインドが内蔵されている2+1=3層ガラス

の間に自然と流入してくる仕組みです。

 

スウェーデン窓の取付-在来

 

スウェーデンの木製窓は、その取付方法が、

日本の樹脂サッシと比べ、特殊で面倒です。

 

しかし、それは、何十年と使っていくのに

必要な知恵と工夫でもあるのです・・・。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#176 2+1=3層ガラスを勧める理由

FukasawaHus

 

Tjena!

 

「スウェーデンの窓は、やっぱり、

トリプル(3層ガラス)ですか?」

 

とよく聞かれます。

 

答えは、YES。逆にスウェーデンで、

2層ガラスの方が珍しいくらいです。

ただ、「トリプル」といっても様々です。

 

例えば、3層ガラスの木製窓では、

見た感じは同じようでも、断熱性能を表す

熱貫流率が、U=1.9 w/m2kもあれば、

U=0.7 w/m2kもあります。

 

2000年当初のスウェーデンは、標準レベルが

U=1.3 w/m2kでしたが、その後、U=1.2

U=1.1・・・と次第に下がって行って、

U=0.9が現在の標準レベルとなっています。

 

これは、消費者が省エネ思考!とも関係が

あるものの、主な要因は、政府主導の

Bidrag(ビドラーグ:補助金)によるものです。

省エネ性の高い住宅がお得になるからです。

 

日本に輸入している木製窓も当然、

「トリプル」ですが、3層ガラスではなく、

2+1=3層ガラスを勧めています。

 

外観の見た目は、共に、ほとんど同じです。

何が違うのか・・・?というと、

 

3層と2+1=3層ガラス

 

3層ガラスは、ガラスユニットが一つ

であるのに対し、2+1=3層ガラスでは、

2層ガラスと1層(シングル)ガラスと

ガラスユニットが二つあります。

 

この間は、65mmもあって、なんと、

ブラインドが内蔵できるのです!

 

窓の断面図

 

このブラインドは、カーテン代わりに

なるだけでなく、夏場の日射熱を効果的に

排出することができます(遮熱)。

 

この65mm空間は、外部とも通じており、

日射熱で暖められた空気は、自然と上部へ

放出されるので、いわゆる、「対流通気層」

として機能しているのです。

 

遮熱のメカニズム

 

外部と気密が取れていないという事は、

断熱性能も出ないのでは・・・?と、

私も初めは不思議に思っていました。

 

しかし、スウェーデン国立試験所公式データを

見ると、標準仕様で熱貫流率が、U=1.1 w/m2k

ガラスを変えるとU=0.93層ガラス並です!

 

実は、寒い冬に、熱を逃がさない断熱構造と

するのは意外と簡単です。それよりも日本では、

暑い夏に、どのようにして日射熱を防ぐか?

の方が難しく、かつ、最重要課題なのです。

 

これが、2+1=3層ガラスを勧める理由です。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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