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#195 スウェーデン窓を在来工法へ取付

在来+スウェーデン窓

 

 

Tjena!

 

スウェーデン窓は、3層ガラスの木製ですが、

 

日本の住宅に取り付けられますか?

 

とよく聞かれます。こだわりの木の家を

建てるものの、樹脂サッシは使いたくない

・・・という方は実に多いのです。

 

答えは「Yes」。

 

住宅の構造がツーバイ工法であれば、

スウェーデンと同じように取り付きますし、

在来工法でもいくつかの原則に従えば、

問題なく取り付けられます!

 

日本の樹脂サッシとの大きな違いは、

「窓枠に調整機能がある」

という事でしょう・・・。

 

日本の樹脂サッシは、外壁の開口部へ

直接取り付け、完全固定されますが、

スウェーデンの木製窓は、10mm程の

クリアランスを周囲に挟んで、まるで、

宙に浮いたような形で取り付けられます。

 

実際の取り付け事例を見てみましょう。

 

スウェーデン窓の取付-在来

 

これは、北海道に建設される在来工法の家です。

 

主体構造は、105x105mmの柱ですが、

内側と外側に45mmの断熱を付加した外壁で、

内部充填と合わせ、合計195mm厚の断熱です!

 

窓枠には「Karmhylsa」(カルムヒルサ)と

呼ばれる取付調整金具があって、六角レンチで

回すと、その出っ張り長さが変わり、窓枠の

鉛直と水平を調整できる仕組みです。

 

10mmのクリアランスは、この調整のため、

つまり、窓枠を動かすために必要な空間・・・

というわけですね!

 

調整後は、専用の固定スクリューで、

壁に固定します。在来工法であれば、

主体構造の柱105mmに固定できる範囲内なら

窓の位置は自由に設定可能です。

 

窓周りのクリアランスは、断熱材を充填し、

室内側には必ず気密処理を行います。

 

ブラインド内蔵型の2+1=3層ガラス木製窓では、

木製窓の表面を覆うアルミ被覆の内側から、

通気が外へ抜けるよう、窓上部を処理します。

 

スウェーデン窓の取付-在来

 

これは、主に夏場、内蔵のブラインドが遮った

日射熱を効率よく外へ逃がすためです!

 

外へ排出された空気分は、窓下部から、

ブラインドが内蔵されている2+1=3層ガラス

の間に自然と流入してくる仕組みです。

 

スウェーデン窓の取付-在来

 

スウェーデンの木製窓は、その取付方法が、

日本の樹脂サッシと比べ、特殊で面倒です。

 

しかし、それは、何十年と使っていくのに

必要な知恵と工夫でもあるのです・・・。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓」詳しくはこちら

 

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author:Akio Kanaida, category:2+1=3層ガラス木製窓, 09:00
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#176 2+1=3層ガラスを勧める理由

FukasawaHus

 

Tjena!

 

「スウェーデンの窓は、やっぱり、

トリプル(3層ガラス)ですか?」

 

とよく聞かれます。

 

答えは、YES。逆にスウェーデンで、

2層ガラスの方が珍しいくらいです。

ただ、「トリプル」といっても様々です。

 

例えば、3層ガラスの木製窓では、

見た感じは同じようでも、断熱性能を表す

熱貫流率が、U=1.9 w/m2kもあれば、

U=0.7 w/m2kもあります。

 

2000年当初のスウェーデンは、標準レベルが

U=1.3 w/m2kでしたが、その後、U=1.2

U=1.1・・・と次第に下がって行って、

U=0.9が現在の標準レベルとなっています。

 

これは、消費者が省エネ思考!とも関係が

あるものの、主な要因は、政府主導の

Bidrag(ビドラーグ:補助金)によるものです。

省エネ性の高い住宅がお得になるからです。

 

日本に輸入している木製窓も当然、

「トリプル」ですが、3層ガラスではなく、

2+1=3層ガラスを勧めています。

 

外観の見た目は、共に、ほとんど同じです。

何が違うのか・・・?というと、

 

3層と2+1=3層ガラス

 

3層ガラスは、ガラスユニットが一つ

であるのに対し、2+1=3層ガラスでは、

2層ガラスと1層(シングル)ガラスと

ガラスユニットが二つあります。

 

この間は、65mmもあって、なんと、

ブラインドが内蔵できるのです!

 

窓の断面図

 

このブラインドは、カーテン代わりに

なるだけでなく、夏場の日射熱を効果的に

排出することができます(遮熱)。

 

この65mm空間は、外部とも通じており、

日射熱で暖められた空気は、自然と上部へ

放出されるので、いわゆる、「対流通気層」

として機能しているのです。

 

遮熱のメカニズム

 

外部と気密が取れていないという事は、

断熱性能も出ないのでは・・・?と、

私も初めは不思議に思っていました。

 

しかし、スウェーデン国立試験所公式データを

見ると、標準仕様で熱貫流率が、U=1.1 w/m2k

ガラスを変えるとU=0.93層ガラス並です!

 

実は、寒い冬に、熱を逃がさない断熱構造と

するのは意外と簡単です。それよりも日本では、

暑い夏に、どのようにして日射熱を防ぐか?

の方が難しく、かつ、最重要課題なのです。

 

これが、2+1=3層ガラスを勧める理由です。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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author:Akio Kanaida, category:2+1=3層ガラス木製窓, 09:00
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#169 3+1=4層ガラス登場!

3+1=4層ガラス

 

Tjena!

 

スウェーデンでトップクラスを誇る窓、

外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓に、

3+1=4層ガラスが登場しました!!

 

お馴染み「ツー・プラス・ワン」は、

内側が2層ガラス、外側が1層ガラスでしたが、

今回登場した「スリー・プラス・ワン」は、

内側が3層ガラス、外側が1層ガラスです。

 

元々、3層ガラス自体は存在していたので、

2層ガラスを3層ガラスへ交換すれば、

「スリー・プラス・ワン」となるわけですが、

実際は、3層ガラスの厚みを受け止める

窓扉の構造が必要となります。

 

「ツー・プラス・ワン」の2層ガラスは・・・

 

4mmガラス

16mm空気層

4mmガラス

 

といった構成で合計の厚みは、24mmです。

これに対し、3層ガラスは・・・

 

4mmガラス

16mm空気層

4mmガラス

16mm空気層

4mmガラス

 

といった構成で合計の厚みは、44mmとなり、

+20mmのサイズアップとなります!

 

そこで、この3層ガラスユニットを窓扉に

納めるために、まず、窓枠が105mmから

115mmへと厚くなりました。

 

外側のアルミ被覆部分は10mmなので、

(アルミ厚:1.5mm程度)

実際には、木枠部が95mmから105mmへと

変更し、窓扉部をより厚くしています。

 

こうすることで、内側の木製扉には、

2層ガラス、3層ガラスのどちらでも

搭載できる構造に改良されたのです!

 

2+1=3層ガラス

外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓

「ツー・プラス・ワン」

 

3+1=4層ガラス

外側アルミ3+1=4層ガラス木製窓

「スリー・プラス・ワン」

 

その結果、熱貫流率が、

 

U=0.9w/m2k(標準仕様:U=1.1)から

U=0.7w/m2k(標準仕様:U=0.9)へと

 

断熱性が大幅に向上されました!

 

これは、夏場の日射熱をブラインドで防ぎ、

冬場の熱損失を極限に抑えるために有効ですが、

現実的には、4層ガラス木製窓は、重量が一気に

重くなるのが難点です・・・。

 

また、意外にも、遮音性能は、

42dBから36dBへと下がってしまいます。

 

価格的には、それほどアップしません。

さて、あなたなら、どちらを選ぶでしょうか?

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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author:Akio Kanaida, category:2+1=3層ガラス木製窓, 09:00
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#166 ドレーキップ窓の網戸

ドレーキップ窓-内倒し ドレーキップ窓-内開き

 

Tjena!

 

今回は、スウェーデン製のドレーキップ窓の

網戸とその取り付け方法をご紹介します。

 

「ドレーキップ」とは、開閉方式の呼び名で、

ハンドル操作(方向)で「内倒し」と「内開き」、

両方の開閉ができる窓です。

 

元々はドイツの開閉方式で、スウェーデンで

作られる窓も、金具はドイツ製を使っています。

ちなみに「ドレーキップ」は、ドイツ語の、

 

Drehen:ドレーエン(回す)

Kippen:キッペン(倒す)

 

という単語が由来で、スウェーデンでは、

Dreh/Kipp」と表示されています。

 

日本では、まだまだ馴染みのない開閉方式ですが、

高断熱・高気密仕様の省エネ住宅では、

実は、今後、必須の窓となりつつあるのです!

 

なぜなら、この分野で課題となる機能の一つが、

「安全に換気できる窓」だからです。

 

引き違い窓や外開き窓は、換気はできても、

そのまま放置すると、雨水が吹き込んだり、

不審者が侵入してくる危険性があります。

 

これに対し「内倒し」は、雨水も吹き込みにくく、

外側からレバーハンドルの操作ができないため、

窓扉をこれ以上、開けられません。

 

ドレーキップ窓の網戸

 

ドレーキップでは、窓扉が、「内倒し」と

「内開き」と共に室内側に開いてくるので、

外側に網戸を設置することができます。

 

こうすれば、窓を開けておいても、蚊や虫も

室内へ侵入してくる事がありませんね。

 

ドレーキップ窓の網戸

 

取り付け方法は、アルミ製網戸枠の四隅に

専用クリップを取り付け、窓外側のアルミ部分に

各クリップを引っ掛けるだけです。

 

ドレーキップ窓の網戸

 

室内側から網戸を取り付けられるため、

掃除やメンテの時も、取り外し可能です!

 

ドレーキップ窓の網戸 ドレーキップ窓の網戸

 

「内倒し」は、「安全に換気できる窓」として

必須の機能です。しかし、現実には、ガラスの

外側を拭いたり、掃除やメンテも必要ですね。

 

そこで、一つの窓で、「内倒し」と「内開き」、

両方の開閉方式ができるドレーキップ窓は、

非常に合理的な開閉方式であるわけです!

 

これが、パッシブハウスや無暖房住宅など

世界の省エネ住宅先進国が採用している理由です。

 

日本人にとって「内開き」の窓は、

抵抗を感じる人も多いでしょう。

 

しかし、最新型のスウェーデン製窓では、

外側のアルミ部分と内側の木製部分で

二重の防水・気密を取っているので、台風でも

室内へ雨水が侵入することはありません。

 

「スウェーデンの窓」は、私たちの想像を超えて

どんどん進化していたのです・・・。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#163 高断熱住宅の日本での注意点

高断熱住宅

 

Tjena!

 

今回は、日本で高断熱住宅を建てる時の

注意点についてお話します。

 

高断熱住宅とは、同時に高気密住宅でもあり、

省エネ住宅のことですね。現在、日本で建築される

住宅のほとんどが、高断熱仕様と言えます。

 

住宅の断熱性能を上げることで、寒い冬であれば、

より少ない暖房でその熱を保温し、暑い夏であれば、

より少ない冷房で室内を保冷が可能となります。

 

暖冷房のいらない、春や秋といった時期は、

自然換気することで、年間を通し消費エネルギーを

抑えましょう・・・といった考えですね。

 

理論的には、断熱性能を高めるほどに、

暖冷房の消費エネルギーは下がってきますが、

日本においては、二つほど注意点があります。

共に、「窓」に関する注意点です!

 

一つ目は、「窓に遮熱性能が必要」という事です。

 

3層ガラス木製窓など、断熱性能が高いので、

冬も結露と無縁で、好ましいのですが、夏の日射熱は、

ガラス面を通してかなり侵入してきます。

 

侵入した日射熱は、その高い断熱性能で「夏に保温」

されてしまい、室内が異常に暑くなってしまいます。

(オーバーヒート)。その結果、逆により多くの

冷房が必要となってしまうのです・・・。

 

高い断熱性能は、外気の熱(例えば40℃)が

室内へ流入してくるのを防げても、日射熱を

防ぐ性能とは無関係なのです。

 

この日射熱を防ぐには、遮熱ガラスを使います。

 

夏はこれで問題が解決しても、今度は逆に、

日射熱を多く取り入れたい冬も遮熱されます。

その結果、より多くの暖房が必要・・・と、

また矛盾が起きてしまいます。難しいですね。

 

それゆえ、夏だけ遮熱できるブラインド内蔵型の

2+1=3ガラス木製窓を勧めています。

 

ブラインド内蔵の窓

 

もう一つは、「換気できる窓」です。

 

開閉式の窓は、どれも換気できるのですが、

要は、安全に問題なく、開放できる構造です。

 

日本で一般的な、引違窓だと、窓を開けたまま

その場を離れることは危険ですね。

防犯上もよくないですし、突然の雨で、水が

室内へ入ってきてしまうかもしれません。

 

そこで、「ドレーキップ」を勧めています。

これは、レバーハンドルの操作(向き)で、

「内倒し」と「内開き」の両方が可能な窓です!

 

ドレーキップ-内倒し ドレーキップ-内開き

 

「内倒し」を使えば、開けたまま放置しても

問題ありません。外部からレバーハンドルの操作は

出来ませんし、多少の雨も吹き込みません。

 

「内開き」・・・はというと、2階など窓ガラスの

外側を拭くのに便利です!これって結構重要ですね。

 

三つ目として、「ガラスの外側を拭ける窓」。

これも付け加えておきましょう!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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