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#116 スウェーデンの雨樋
スウェーデンの雨樋

Tjena!
 
スウェーデンの伝統的なルーフィングとして、
ガルバリウム鋼板製瓦型ルーフィングがありますが、
スウェーデンの雨樋もまたガルバリウム鋼板製です。
 
雨樋は、ルーフィングで受け止めた雨水を集めて
所定の排水場所へ運ぶ大切な役割をしています。
 
屋根の先端に取り付けられる雨樋には、
太陽の日射が照り付け、雨風が吹き付けます。
日射の紫外線が雨樋の素材を劣化させ、
付着した埃やコケが雨樋の腐食の原因となるなど、
雨樋は、意外にも過酷な環境にあるのです。
 
耐久性が抜群に優れるルーフィングと同じ素材の
ガルバリウム鋼板製であれば、ルーフィングと同様、
雨樋も何十年と使っていけるわけです。
 
スウェーデンの雨樋

この雨樋は頑丈で、横樋の径が約12cmもあります。
縦樋の径も約9cmとかなり大きいのです!
どうしてこんなに大きいかというと、屋根から流れて
くる落ち葉やゴミなど、すべてを雨樋で流してしまう・・・
ことを想定した「つくり」だからです。
 
雨樋の径が小さいと、落ち葉やゴミが樋に詰まりやすく、
それが原因で、雨漏れが発生し、樋自体だけでなく
屋根躯体までも傷めてしまうのです。
 
大きな雨樋だと外観がかっこ悪い・・・と思われるかも
しれません。できるだけ目立たないように・・・
と小さな雨樋を選ばれるかもしれません。
 
驚くことに、スウェーデンでは、雨樋を強調した
デザインも多く見られます。外壁と同じ色にすれば、
あまり目立ちませんが、あえて雨樋の色を変えたり、
屋根と雨樋だけエンジ色としたりもするのです!
 
雨樋も外観デザインの一部であり、それだけ重要な
建材の一つでもあるからなのでしょう。
 
雨樋は、ルーフィングへ落ちてきた雨水を集め
所定の排水場所へ運びます。この雨水は、通常、
下水へ排水、または、地面へ放水されますが、もし、
この雨水を集水することができれば、庭の花壇や
災害時非常用の水としても多いに役立ちますね。
 
スウェーデンの雨樋 スウェーデンの雨樋

実は、この雨樋、必要な時だけ雨水を溜められる
分岐管が付いています。縦樋近くに樽など置いておけば、
雨水をたくさん貯めておける仕組みです!
 
スウェーデンの雨樋 スウェーデンの雨樋

もう一つの便利な機能は、縦樋の下部に、ブーツ状の
枯葉取りがあります。横樋から縦樋と流れてきた
落ち葉やゴミは、ここですべて取り除ける仕組みです。
小さな工夫でも、実用面で大きな効果を発揮します。
 
このように、スウェーデンの雨樋は、
 
1. 耐久性が高い
2. 外観デザインの一部となる
3. 機能性に優れている
 
といった特徴があります。

スウェーデンの雨樋

また、雨樋自体も、システム化されており、
取り付けも簡単なことから、
DIYで付け替えを
行ってしまう人もいます。だから、
自分で
メンテや修繕も行える・・・というわけですね。

 
  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞
 
* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。
 
スウェーデンの建材詳しくはこちら
 
ガルバリウム鋼板製の雨樋に関するお問い合わせ
author:Akio Kanaida, category:ルーフィング&雨樋, 09:00
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#115 スウェーデンのルーフィング
スウェーデンのルーフィング

Tjena!
 
スウェーデンにも日本と同じように、たくさんの
ルーフィングがありますが、伝統的なものといえば、
素焼き瓦とガルバリウム鋼板製瓦型ルーフィングです。
 
よくスウェーデンの風景で見るオレンジ色の屋根が
素焼き瓦です。厚みは10mm程で、一つひとつを
素焼きした瓦です。素焼きなので、素材がそのままに
薄いレンガ色で、表面も少しザラザラしています。
 
素焼き瓦は、割れる事がなければ、ずっと使えるので
長いものでは、何百年と使われる事さえあります・・・。

素焼き瓦
 
確かに、それ程まで使い続けると、苔が付着したり、
部分的に風化して瓦が丸みを帯びたりしてきます。
それもスウェーデン人にとっては、古き良きもの、
日本の「わびさび」のように、尊いものなのです。
 
こんな例があります。大変に古くなってしまった
木造住宅を建て直す際、素焼き瓦だけ大切に取り外し、
新築住宅のルーフィングに再利用していました。
瓦を丁寧に洗浄し、本当に使えなくなってしまった
瓦だけを取り除き、新しい瓦に置き換えるのです。
 
ものを大切にする心、良い素材(建材)であれば、
こんなにも長く使っていけるのだと痛感しました。
この積み重ねが住宅の価値を高めていくのでしょう!
 
そしてもう一つ、スウェーデンのルーフィングが、
ガルバリウム鋼板製瓦型ルーフィングで、
ガルバリウム鋼板を瓦型に形成したものです。
鋼板の厚みは0.5mmですが、瓦形状の高さは
5cm程度あるので、見た目は瓦葺きのようです。
 
ガルバリウム鋼板製瓦型

スウェーデンは、もともと鉄鉱石の産地で、
鉄を主体とした生産物と共に、それを被膜する
コーティング技術も発達しています。
自動車のボルボもスウェーデンのメーカーで、
車体の塗装が優れているのもこのためです。
 
ガルバリウム鋼板製瓦型ルーフィングは、
瓦で数えると12個が一体化したシート状です。
見た目が重厚なデザインも、1シートの重さは
わずか4.2kg5.6kg/m2)。とても軽いので、
大人一人で運べるので施工も便利です。
ガルバリウム鋼板製瓦型
ルーフィングが軽く、このように一体化されて
いるという事は、「地震」に対してとても有利です!
 
地震では、横揺れと縦揺れとがそれぞれ加速的に
突然やってくるため、頭が重い(屋根荷重が大きい)
建物は、構造にかかる負担も大きくなります・・・。
また、小さな瓦の集合体である屋根は、瓦同士が
どうしてもズレやすくなってしまうのです・・・。
 
ガルバリウム鋼板製瓦型ルーフィングは、
高耐久の多層コーティングが施されているため、
汚染物質の多い工業地帯にも使える程の性能です。
(本国におけるルーフィングの保証は、40年!)
 
これまでは、そのデザイン性と耐久性、質感、
素焼き瓦に比べ、価格が割安!といった点が
重視されてきましたが、現在は、地震国日本こそ
ガルバリウム鋼板製瓦型ルーフィングを使うべき!
と強く提案するように心がけています。
 
  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞
 
* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

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