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#114 まずはシニア住宅から・・・住宅の資産化
スウェーデンのシニア住宅

Tjena!
 
日本の住宅の数(ストック数)は、2008年時点ですでに、
総世帯数より15%も多く、空き家が820万戸(2013年)と
全体の13.5%も占めています。
 
これがどのような事を意味しているのか?というと、
日本は、ここ数十年で、たくさんの住宅を建てていながら、
その住宅を全て使い切っていない・・・という事です。
 
住宅の耐用年数が、80年とか100年の欧米に対し、
日本は、わずか30年・・・といった原因の一つは、
中古住宅の流通戸数が14.7%と極端に少ない事です。
 
もし、中古住宅の流通戸数が増える、つまり、
中古住宅を買う人がもっと増えれば、当然ながら
住宅の耐用年数はもっと増えていきます。
 
住宅の耐用年数は、住宅の寿命とも呼ばれますが、
実際の建物の限界というのは、もっと先にあるので、
日本においては、住宅の「使用」年数といった方が
適した表現であるかもしれませんね。
 
しかし、どうして中古住宅を買う人が、
日本ではこんなにも少ないのでしょうか?
 
結論から先に言ってしまうと、
築20〜30年の住宅に、買うほどの魅力がない!
からです。これは、住宅の耐用年数が長い、
つまり、住宅に資産価値がある欧米の住宅との
大きな違いと言えるでしょう。
 
最も深刻な問題が、シニア世代の保有する住宅です。
子育て時代に建てた大きな家が、現在、大きな負担
となって身動きが取れない状態なのです。
 
まず、このまま住み続けるには、リフォームが
必要な箇所がたくさん出てきます。できれば、
建材を新しくするだけでなく、断熱材も入れて
冬暖かく、夏涼しい家にしたいものです。
 
ただ、これほど大きい家に、リフォームや
リノベーションといった大規模修繕を施せば、
金額も相当かかってしまいます。
 
そもそも、夫婦2人に対して、この家の大きさは
過剰であるし、掃除や管理も大変です。この先、
2階は使わない・・・といった迷いもあります。
 
・・・かといって、家を売るにも売れないし、
売れたとしても、土地代だけで家には価値がなく、
安値となってしまうでしょう。下手をすると、
家の解体費用がかかり、手元にお金がほとんど
残らないかもしれません・・・。
 
このような問題は、至るところで発生し、結果、
必要最低限のリフォームを施し、大きな家に住み続け、
最終的には、ほとんどが、そのまま放置されている・・・
統計結果が示している現実なわけですね!

スウェーデンのシニア住宅
 
これが、住宅の耐用年数が100年以上、住宅に
高い資産価値があるスウェーデンのシニア世代は、
この大きな家を高値で売却してしまいます。
 
その資金を元に、夫婦2人に丁度よい、
小さな家、もしくはマンションの部屋を買ったり
借りたりするでしょう。高齢者対応型施設へ移る
費用とするかもしれません。
 
スウェーデンのシニア住宅

この売却した大きな家は、日本のようにネガティブな
ものではなく、それほどリフォームの必要もないし、
断熱もしっかりしていて冬も暖かく過ごせるものです。
 
買い手は子育て世代で、まさに大きな家が欲しい人です。
もちろん、新築住宅を購入する選択肢もあったでしょう。
しかし、立地環境も含め、住宅自体にそれだけの魅力と
価値を感じたからこそ高値で中古住宅を購入したわけです。
 
スウェーデンのシニア住宅

とても大きな違いですね!
日本における住宅の資産化は、まずはシニア住宅から
実行していくと、うまく機能するようです。

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞
 
* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。
 
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author:Akio Kanaida, category:シニア住宅, 09:00
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