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#247 窓周りのインテリア

窓上の照明

 

Tjena! 

 

「北欧のインテリアって素敵ですね!」

とよく言われます。

 

その要因は、たくさんありますが、

特に、窓周りの演出は素晴らしく、

窓上に間接照明を設置するなど、

それは、まるで美術館のようです。

 

スウェーデン住宅の外壁は、

20cm以上の断熱材を充填するため

壁が厚くなっています。

 

日本では、こんなに厚いと、

部屋の面積が減ってしまう!

と嫌がられてしまいますね。

 

でも、スウェーデンでは、あえて

窓台まで付け、小物や植物を置いて、

窓周りの演出を楽しんでいます。

 

その演出は、イースター、

夏至祭、クリスマス・・・と

季節ごとに変わって行くのです。

 

夜になって、窓上から明かりを

灯すと、窓際だけ明るくなります。

 

室内の照明も、日本のように、

部屋の中央で強く光らせる方法

を取っていないからです。

 

窓上の照明

 

窓上から吊るすタイプの照明も

たくさんの種類があります。

 

最近では、この壁厚を利用して、

窓の上枠にハロゲンランプを予め

埋め込んでしまうのが主流です!

 

また、窓をカーテンで締め切る

といった事もしません・・・。

カーテンを付けない事が多く、

付ける場合も、飾り程度なのです。

 

「夜になると、外から室内が

丸見えではないか?」と不思議に

思ってしまいますね。

 

しかし、実際のところ、

室内がさほど明るくないので、

窓際はよく見えても、室内の中

まではよく見えないものです。

 

窓上の照明

 

この窓際の演出は、北欧建築に共通で、

室内のインテリアが素敵に感じる

大きな要因の一つなのです。

 

また、北欧の夜の街並みが、

まるで童話の世界に感じてしまうのも、

窓からのこの「温もり」が溢れ出ている

からと言えるでしょう。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデン本国仕様の住宅」詳しくはこちら

 

>「スウェーデンの窓詳しくはこちら

 

author:Akio Kanaida, category:スウェーデンの住宅, 09:00
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#245 木造住宅の技術革新

スウェーデン製外壁ブロック

 

Tjena! 

 

前回は、木造住宅が超省エネ化へと

進化していく過程において、

 

在来工法では、外壁の断熱厚を

120mm以上に増やそうとすると、

 

材料と手間がかかってしまって、

施工時間と費用が増してしまう・・・

といった課題を指摘しました。

 

一方、ツーバイフォー工法は、

外壁の断熱厚を140mm厚、

184mm厚、またはそれ以上に

増やせるので有利!でしたね。

 

しかしながら、どちらも

超省エネ仕様の重厚な窓やドアを

現場で取り付け、断熱・気密処理を

施すのは、複雑で難しい・・・

といった課題も指摘しました。

 

超省エネ化を進めるほどに、

それらの精度を均一に保つには、

手間と時間、費用が増大します。

 

ちょうど、日本の今の現状が、

その損益分岐点にいる感じです。

 

これ以上に性能を上げたいが、

費用が格段に上がってしまう・・・

という限界の位置ですね。

 

そこで、外壁の断熱厚が30cmとか

40cmで、3層・4層ガラスの木製窓

といった超省エネ仕様の木造住宅を

作っているスウェーデンを見ると、

 

もはや、住宅を現場で作っていません!

住宅は、工場で作っているのです!

 

スウェーデン製外壁ブロック

 

それが、第3の選択肢である

「外壁ブロック」工法です。

 

正確には、枠組壁工法なので、

ツーバイフォー工法とほぼ同じです。

 

スウェーデン製外壁ブロック

 

では、何が違うのか?というと、

工場で外壁に、窓やドアを取り付け、

断熱材を充填し、開口部の断熱・

気密処理も行なってしまう点です。

 

窓下の水切り材や外装材までも

取り付け可能です!

 

スウェーデン製外壁ブロック

 

工場で完成させた外壁は、長さが

4mから8mの「塊」である事から、

 

スウェーデンでは、この塊を、

「外壁ブロック」と呼んでいます。

 

「外壁ブロック」工法の特徴は、

これまで、限られた狭い場所で

天候の影響を受けてしまう現場に、

 

材料や部材を搬入し、施工していた

外壁周りの作業が、全て工場で完了

しているというところです。

 

スウェーデン製外壁ブロック スウェーデン製外壁ブロック

 

現場で躯体フレーミングのように

「外壁ブロック」を設置するだけで、

 

熟練した職人の技がない状態でも

精度が均一に保たれた高性能外壁を

実現することができます!

 

まさに、これは、超省エネ化による

木造住宅の技術革新であり、

事業体制が大きく変わっていくでしょう。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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#244 在来、ツーバイ、それとも・・・

外壁ブロック工法

 

Tjena! 

 

日本で木造住宅を建てる時、

大きく分けて2つの方法があります。

 

1つが在来工法で、

もう1つがツーバイフォー工法です。

 

元々は、在来工法が

日本の伝統的な構造形式で、

柱と梁、地震や風圧(水平力)に対し

筋交いで耐えるものです。

 

これに対し、ツーバイフォー工法は、

アメリカから入ってきた構造形式で、

枠材を組み合わせ柱や梁を形成し、

水平力に対し、合板(面材)で

耐えるものですね。

 

どちらの工法も、今では、

和風、洋風デザインを実現

できてしまうので、

 

洋風デザインを在来で・・・

和風デザインをツーバイで・・・

完成させてしまう時代です!

 

しかし、これからの時代、

どちらの工法も、進化の過程に

おいて新たな課題が出てきます。

 

その進化が、住宅の超省エネ化です。

 

例えば、在来工法の場合、

外壁の柱は、通常が105x105

大きくても120x120です。

 

外壁の厚みは120mmで、

充填できる断熱材は120mm厚。

 

住宅を超省エネ化するには、

これでは全く足りません。

 

外断熱や内断熱を付加して

断熱厚を増す必要があります。

 

技術的には十分可能ですが、

材料と手間がかかってしまうので、

施工の時間と費用が増します。

 

一方、ツーバイフォー工法は、

枠材が、38x14038x184mm

充填できる断熱材が、140mm厚、

184mm厚と選択できます。

 

しかも、これに外断熱や

内断熱を組み合わせていけば、

超省エネ仕様に十分な、かなりの

断熱厚が実現可能です!

 

この視点で考えると、

ツーバイフォー工法が

圧倒的に有利となります。

 

しかし、ここに開口部の

断熱・気密性能を加えると

新たな問題が出てきます。

 

超省エネ仕様の窓やドアは重厚で、

現場での取付や断熱・気密処理が

複雑で難しいのです・・・。

 

そこで登場するのが、第3の選択肢、

「外壁ブロック」工法です!

 

つづく。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#239 スウェーデンのバルコニー

スウェーデンのバルコニー

 

Tjena! 

 

スウェーデンの住宅には、必ず

と言ってよいほど、バルコニーや

ウッドデッキが付いています。

 

それは、日本のように、

洗濯物干し・・・用ではなく、

ちょっとカフェをする場であったり、

食事をしたりする場だからです。

 

床のデッキ材は、厚さ28mm

幅が120mmのインプレ材

が使われています。

 

インプレ材とは、防腐防蟻処理を

施した材で、床が、緑がかった色を

しているのはこのためです。

 

デッキ材は、水はけを良くするため、

5mm程隙間をあけて並べます。

 

バルコニーやウッドデッキの

「印象」を左右するのが、

手すりのデザインですね。

 

機能的に仕上げるのであれば、

角材を組み合わせ完成!ですが、

スウェーデンの手すりは、

スタイリッシュなつくりです。

 

スウェーデン本国仕様住宅の

KarlsonHus(カールソンヒュース)に

標準装備されている手すりの

ディテールを見ると、各部材の造形の

細かさに驚かされます・・・。

 

スウェーデンのバルコニー

 

柱には140x140mmといった

重厚な集成材が使われています。

 

柱頭には、寄棟屋根のような

「帽子」が載っています。

もちろん、木製です。

 

手すりは、厚さ40mm

幅が110mmの角材ですが、

上部が丸みを帯びた加工のため、

雨水が両側へ流れる形状です!

 

しかも、その手すりを上下二段

・・・で使っているので、

エレガントな印象を受けます。

 

そして、感心してしまうのが、

手すり子の「留め方」です。

 

手すり子自体は、厚さ22mm

幅が120mmといった普通の

角材なものの、これを手すりの

下部に差し込んでいます・・・。

 

手すりの下部には、よく見ると、

22mm厚の板が入る「溝」の

レール加工がされているのです!

 

手すり子の下は、手すりと同じ

形状の材で挟んで固定されます。

 

一瞬で、「素敵なデザイン」と

感じさせるスウェーデンのバルコニー。

 

その理由がわかりましたね!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#238 床面積と壁厚

KH-Quadra

 

Tjena! 

 

スウェーデン本国仕様で

住宅を計画する時、壁厚が

20cmとか30cmになります。

 

すると、外壁が厚くなる程、

「室内の床面積が狭くなる!」

と言う方がいます。

 

確かにそうですね・・・。

 

日本の図面では、寸法の線が、

柱の芯を押さえています。

 

通常の在来工法であれば、

105mmなので、その中心の

105/2=52.5mmです。

 

ツーバイフォーであれば、

2x4材だと、89mmの中心。

2x6材だと140mmの中心の

140/2=70mmとなります。

 

建築基準法では、主体構造の

柱、たて枠材の材芯だからです。

 

この線で床面積が算出されるので、

線より室内側にある「壁」は、

実際に床となりません・・・。

 

つまり、外壁が厚い程、日本では、

図面の床面積に比べ、実際の

床面積が小さくなるのです!

 

外壁に断熱材が不要であった時代、

その差は問題にならなかったものの、

超高断熱化で外壁が分厚くなった現代、

この差は無視できません。

 

これに対し、スウェーデンの図面が

どうなっているのか?・・・というと、

 

外壁の外側と内側と、両方の寸法線があります!

 

KH-Quadra-Plan-1

 

外壁の外側の線で算出した床面積を、

BYA (ByggnadsArea) といって、

建物の面積を表しています。

 

外壁の内側の線で算出した床面積を、

BOA (BoArea) といって、

室内の床面積を表しています。

 

つまり、BOAを見れば、

これが実際の床面積であって、

外壁の厚みに左右されません!

 

(ただしBOAは室内壁を含む)

 

例えば、カールソンヒュース社の

Quadra(クアドラ)というモデルの

図面(1F)では、BOA=88.4m2

BYA=99.7m2と表示されています。

 

その差は、なんと11.3m2

 

ちなみに、この家の外壁厚は、

293mm」。納得ですね・・・。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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