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#233 無垢フローリングの進化

パインの無垢フローリング

 

Tjena! 

 

スウェーデンでは、

その昔、無垢フローリングを

直接、床根太の上に敷いています。

 

そのため、強度的にも材は

厚いものが必要でした。

 

室内で靴を使用していたことから、

フローリングの表面は、当時、

汚れや傷が付きやすかったのです。

 

それでも、無垢フローリングは、

表面を数ミリ削り取ってしまえば、

新品の表面と生まれ変わります!

 

材が厚い程に、何度も削れるので、

例えば、30mm厚といったものが

重宝されていました。

 

パインの無垢フローリング

 

現在は、床根太に合板を張ってから、

フローリングを敷くので、

例えば、14mm厚といった

薄いものでも成立します。

 

無塗装が多かった昔に比べ、

現在は、仕上げも進化しています。

 

パインの無垢フローリング

 

素材そのものの質感で使いたい

場合はオイル仕上げです。

 

定期的にオイルの塗布が必要ですが、

最も木を身近に感じられます。

 

パインの無垢フローリング

 

無垢フローリングが良いけれど、

出来るだけメンテをしたくない・・・

場合は、ラッカー仕上げです。

 

表面に硬めのコーディングが施され、

汚れや傷が付き難くなります。

 

最近の塗装では、

オイル仕上げのような質感と、

ラッカー仕上げのような耐久性を兼ね備えた、

「ハードワックスオイル仕上げ」

まで誕生しました!

 

透明なナチュラルの他に、

ホワイトやブラウン、グレー、

ブラックといった色があるので、

インテリアに合わせ選択できます。

 

パインの無垢フローリング

 

ホワイトでも、木目が見える薄い

白がコーディングされたものや、

 

何十年と使い続けたような、

表面に凹凸を施したアンティーク調の

仕上げなど、同じパイン材とは

思えないフローリングです。

 

パイン材のフローリングは、

インテリアの表現に欠かせない

アイテムにまで進化しています!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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author:Akio Kanaida, category:フローリング, 09:00
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#232 無垢フローリングの良し悪し

無垢フローリング

 

Tjena! 

 

スウェーデンの床材と言えば、

無垢フローリングです!

 

これは、無垢材で構成された

フローリングで、パイン材が

多く使われています。

 

材の幅が広い方が、

仕上がりが豪華に見えます。

 

パイン材の場合、材の幅は、

通常が135mm。加えて、

180mm230mmも可能です!

 

ただし、幅を広くするためには、

材の厚みも必要ですね。

 

材の厚みは、標準が20mm

幅に応じて、25mm30mm

の厚みとなります。

 

無垢フローリング

 

無垢フローリングは、

天然の素材そのものであるので、

その良し悪しは、

 

「材の質と含水率」

 

で決まります!

 

材の質とは、主に、

材の産地です。

 

最も良質とされるのは、

スウェーデン北部産のパインです。

 

寒さの厳しい環境で育つパインは、

木目が緻密、木肌がきれいで、

狂いが少ないのが特徴です。

 

スウェーデン北部の冬

 

逆に、暖かい環境で育ったパインは、

成長が早いため、短期間で沢山の

量が採れるものの、柔らかく材の

動きや反りが出やすいのです・・・。

 

そして含水率です。

 

材に含まれる水分は、乾燥室の中で、

人工的に落とされますが、

使用目的によって設定が違います。

 

材の正確さが要求される

家具用含水率は、8%なのですが、

フローリングでも、ここまで

落としているものがあります!

 

無垢フローリング

 

含水率を低くする程に、当然、

時間と費用がかかっています。

 

高い資産価値を生み出すような住宅は、

使っている建材のひとつ一つが、

この無垢フローリングのように

違っている訳なのですね!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

*Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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#189 独創的なパインフローリング

スウェーデン住宅のインテリア

 

Tjena!

 

スウェーデンの住宅に入ると、他と比べ、

明らかに異なる「こと」があります。

 

それは、木の香りです。

 

玄関に入った瞬間に、ものすごい

木の香りが漂っています!

 

興味深いことは、住み手が、

それをさほど感じていないことです。

この香りが日常となっているからでしょう。

 

まさに、日常が森林浴のようで、

なんとも贅沢な空間・・・ですね。

 

よく考えてみれば、これは当たり前なことで、

スウェーデン住宅の内部に使われている

建材は、ほぼ全てが無垢材を使用しています。

 

木製の窓やドア、階段、フローリング、

巾木や額縁、廻り縁、天井パネルなどです。

見た目や仕上げは違っても、木から造られた

建材に囲まれているのです。

 

その中でも、フローリングは最も面積が多く、

素足で直接触れるものなので、インテリアの

印象を大きく左右します。

 

スウェーデンのフローリングといえば、

パイン無垢材ですが、最近では、そのまま

使われることは少なく、独創的な仕上がりで

北欧のインテリアが表現されています。

 

ちょうど、スウェーデンから、

サンプル材が届きましたのでご紹介します。

 

独創的なパインフローリング

 

まずは、パイン無垢フローリングの

アンティーク仕上げ。長年使い込んだような感じで

表面加工を新品のフローリングに施したもので、

木目に沿って、独創的な表情が現れています。

 

これを際立たせているのが、表面塗装です。

最も自然に近い、ナチュラル仕上げでも、

力強い木目が浮き出ているのです!

 

これが、ホワイト仕上げだと、さらに個性的で、

白の表面から、木目の茶色が浮き出ています・・・。

 

独創的なパインフローリング

 

ブラック仕上げは、もはや、パインフローリング

とは思えない表情に、北欧らしさを感じます。

 

もう一つは、ブラウン仕上げですが、

これはラッカーではなく、UVオイル仕上げです。

パインの質感を残しつつ、耐久性があります。

 

北欧のインテリアは、意外にもシンプルです。

木を素材とし、様々な建材に造作し、

独創的な仕上がりに仕立てられます。

 

実は、ここがとても重要なところで、

住宅の付加価値や差別化、自社商品のオリジナリティーを

確立する手法として、スウェーデン建材を取り入れます。

 

だからこそ、パインフローリングもまた、

安さではなく、独創性が求められているのです!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

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#141 木製フローリングの種類

アッシュ無垢フローリング

 

Tjena!

 

木製のフローリングは、自然素材なので、

温もりがあって人に優しい・・・と言われますが、

木製フローリングも色々な種類があります。

 

木製なので、当然、「木」が使われているものの、

どのように、どれだけ使われているかで、

大きく分けて3つの種類があります。

 

 

1. 無垢フローリング

無垢フローリングは、木がそのままフローリングに

なっているもので、厚みが20から30mmあります。

素材そのものなので、材の産地と含水率がその

フローリングの品質と価格に直結します。

 

パイン無垢フローリング

 

代表的なもので、パイン無垢フローリングがあります。

より厳しい寒さで育った北部産は、木目が緻密で

狂いが少なく、一級品として取引されています。

 

100%天然の無垢材は、当然、湿気によって

膨張収縮しますが、含水率を下げることで、

その動きはかなり抑えられるのです。

 

精度を要する家具材としては用いるには、

含水率が8%程度にまで落とされます。

そこで、品質にこだわっているメーカーは、

フローリング材も含水率8%としています!

 

無垢フローリング材がこんなにも厚いのは、

長年使っていくうちに、傷ついたり劣化したら、

表面を数ミリ削り取ってあげれば、再び、

新品の状態に戻せるからです。厚いほど、

その工程を何度も繰り返せる・・・わけですね。

 

 

2. 三層構造のフローリング

パインのように豊富に採れる材ならまだしも、

オークやアッシュ、バーチ、ウォールナットなど

無垢フローリングとして使うと高価です・・・。

 

三層構造のフローリング

 

そこで、表面の4mm程度だけ無垢材を使って(上層)、

中層と下層に、パインなど豊富な材を使います。

この時、中層だけ材の向きを変えて接着します。

 

こうして三層構造とすることで、仕上がりは、

無垢フローリングと同等、フローリングの

膨張収縮もほとんどなくなってしまいます。

さらに厚みも15mm程度と薄くできるのです!

 

 

3. 突板のフローリング

三層構造のフローリングでは、表面に4mm程度の

無垢材を使いますが、その代わりに、突板といって

無垢材を薄くスライスした材を表面に張っています。

 

下地は繊維板などで、突板の厚みが0.6mm程度、

フローリングの厚みは合計7mm程度です。

 

突板のフローリング

 

このフローリングも、薄いものの、本物の

無垢材が張られているので、とても綺麗です!

しかし、難点は湿気の影響を受けやすいため、

膨張収縮を考えた施工が必要となります。

 

スウェーデンでは、リノベーションなどで、

既存の古いフローリングの上に使っています。

この方法であれば、下地もしっかりしているため、

少ない費用で、高級感ある仕上げとなりますね!

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#117 硬木のフローリング
オーク材無垢フローリング

Tjena!
 
スウェーデンで代表的なフローリングといえば、
なんといっても、パイン無垢フローリングです!
 
厚みも14mmから30mmとバリエーションに富み、
表面の加工も、平坦な表面だけでなく、凹凸のある
アンティーク調の表面まであります。
 
無塗装に近い木肌素材を生かしたオイル塗装、
メンテが不要で耐久性のあるラッカー塗装、そして、
オイルのような木肌で、ラッカーのような耐久性
を実現したハードワックスオイル仕上げがあります。
 
それぞれ、ナチュラル、ホワイト、ダークブラウン、
ブラックなど、木目を保ちつつ着色できるので、
組み合わせれば、大半のインテリアに対応できる・・・
というわけです。
 
しかし、レストランや美術館など靴のまま歩く環境では、
パイン材は柔らかすぎ、傷が付きやすく使えません・・・。
 
こういった環境で、木製のフローリングを使いたい
場合は、硬木のフローリングを使います!
 
オーク材無垢フローリング

硬木とは、その名の通り、硬い木のことです。
木は樹種によってその硬さが異なります。
針葉樹のパイン材やスプルース材(もみの木)は、
比較的柔らかい方なので、フローリングとしては、
歩いても疲れにくく、素足に馴染む一方、
傷がつきやすい素材でもあります。
 
これに対し、広葉樹のオーク材とアッシュ材は、
とても硬い木なので、表面が傷つきにくい素材です。
 
オーク材の断面
オーク材:20x137mm

オーク材は、いわゆる、「ドングリの木」で、
家具やキッチンの扉、天板等によく使われます。
硬く磨耗性も高いことから、パイン製の外装ドアでも、
下枠だけはオーク材としている建具がほとんどです。

アッシュ材の断面
アッシュ材:20x137mm

アッシュ材は、野球のバットの材料です。
言うまでもなく、硬く強度のある素材ということですね!
 
オーク材やアッシュ材は、スウェーデンでは南端でしか
採れないため、良質な材を欧州より仕入れています。
その材を、機械乾燥させ、含水率を8%まで落としています。
この含水率は、パイン無垢フローリングと同じですが、
オーク材やアッシュ材の方が、やはり、重厚感があり、
実際にかなり重いのです。
 
(参考:各材の密度)
パイン材: 480-530 kg/m3
オーク材: 690-700 kg/m3
アッシュ材:550-800 kg/m3
 
硬木の無垢フローリングは、商業施設や公共施設だけでなく、
もちろん一般の住宅にも使われます。
 
アッシュ材無垢フローリング

スウェーデンでは、1階はオークやアッシュなど
硬木のフローリングでエレガント&パブリック仕様に、
2階はパイン無垢フローリングでファミリー仕様に仕上げる
ことが多いようです。同じ「木」でも、樹種により異なった
キャラクター(性質)を使い分けることで、インテリアを
コーディネートする・・・これが北欧スタイルです。
 
硬木のフローリングは、木目も細かく独創的なので、
インテリアとしても豪華な仕上がりになりますね!
 
  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞
 
* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。
 
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