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#202 「イングランドxスウェーデン」

イングランド古民家xスウェーデン

 

Tjena!

 

「イングランドxスウェーデン」!

 

これ、サッカーの対戦ではありません。

住宅のコラボの話です・・・。

 

イングランド古民家風デザインの住宅に、

スウェーデンレベルの断熱性能を取り入れた、

そんな住宅が栃木県の那須に建ちました。

 

というか、現在進行形で、今もなお、

作り続けています。夫婦でデザインを考え、

細かなディテールにこだわり、なんと、

自らも施工に参加されているのです!

 

先日、現場を覗きに行ったら、ご主人が

フローリングを張り、奥様が洗面の

タイルを張っていました・・・。

 

ここでの私の役割は、スウェーデン建材を

このデザインに溶け込ませつつ、断熱性能を

スウェーデン住宅まで上げることです。

 

躯体は、ツーバイフォー工法で、

これまで数多くの輸入住宅を手がけた

建設会社様が担当でしたので、外壁や

屋根、床の断熱は申し分ありません。

 

そこで、熱損失の最も多い開口部には、

外側アルミ2+1=3層ガラス木製窓を採用、

熱貫流率は、U=0.9 w/m2kです。

 

イングランド古民家xスウェーデン

 

白い外壁に合わせ、外側のアルミ部分は、

ホワイト。室内側のパイン材部分は、

ホワイトステイン仕上げといって、

木目の見えるホワイト仕上げとしました。

 

2階北側の窓だけには、十字格子の窓桟を付け、

クラシック調な印象でアクセントを与えます。

 

イングランド古民家xスウェーデン

 

窓はすべてブラインド内蔵なので、

夏場の日射熱対策もバッチリです!

 

大空間の2階は大屋根で、3つの大きな

天窓があります。このトップライトによって、

内部は、とても明るい空間です。

 

イングランド古民家xスウェーデン

 

もちろん天窓も北欧製の超断熱窓。

日本の一般的な天窓に比べ、圧倒的な断熱性能

(低い熱貫流率)が特徴です!

 

イングランド古民家xスウェーデン

 

窓や天窓、テラスドアはすべて木製です。

でも、外側がアルミで被覆されているので

メンテナンス・フリーで行けます。

 

イングランド古民家xスウェーデン

 

換気は、熱交換型換気システムが使われ、

これで、燃費の良い住宅の完成です!

 

この住宅には、薪ストーブも装備されて

いるため、普段の暖房はもちろん、

災害時の停電でも、暖をとる事ができます。

 

暖炉のあるイングランド古民家風住宅は、

スウェーデンの建材と断熱性能によって

最新型の超省エネ住宅でもあるのです。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

* Tjena! は、スウェーデン語で「どうも!」の意味です。

 

>「スウェーデン本国仕様の住宅」詳しくはこちら

 

>「スウェーデンの建材詳しくはこちら

 

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author:Akio Kanaida, category:モデルハウス, 09:00
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#201 4Tユニック車での納品

現場配送-4Tユニック

 

Tjena!

 

主要港でコンテナから取り出された

スウェーデンの建材は、トラックに

積載されて現場へと向かいます。

 

トラックの積載は、大体が午後で、

夕方には積載が完了した状態です。

 

現場配送-4Tユニック

 

トラックは現場へと直送されるので、

翌朝には、現場付近で待機、午前中には、

荷下ろしが始まる段取りとなります。

 

通常は、4T(トン)ユニック車を使います。

一般的な住宅で、玄関ドア、窓、床材など

1棟分を取ると、1台で納まる計算です!

 

4Tユニック車の荷台は、幅が約2.1m程度、

長さが約5.7mと、ちょうど20フィート

コンテナ(長さ6m程度)の一回り小さい

大きさとなっています。

 

ユニック車は、トラック自体にクレーンが

付いているので、建材を目的地まで運んだ後、

現場へ建材を降ろせるので便利です。

 

建材が多い時は、2台に分けて輸送します。

現場への搬入経路に余裕がある場合には、

もっと大型の10Tユニック車が使えます。

 

現場へ4Tユニック車が到着すると、

建材をクレーンで降ろして行きます。

 

現場配送-4Tユニック

 

それぞれの建材は、木製パレットの上に

梱包された荷物なので、そのまま、

地面に降ろすことができます!

 

現場配送-4Tユニック

 

例えば、一般的な住宅における窓の数は、

20個程度ですが、この場合の梱包は、

4パレット程度です。

 

したがって、4Tユニック車に積載された

建材も荷物の数でいうと、大きなもので、

68個程度、荷下ろしの所要時間は、

60分程度といったところでしょう。

 

現場配送-4Tユニック

 

現場へ降ろされた建材は、住宅の内部や

外の敷地に運ばれます。窓や玄関ドアなど、

そのまま直接取り付けも可能です!

 

現場配送-4Tユニック

 

屋外で建材を保管する場合は・・・

 

地面にブルーシートを敷き、その上に

パレットごと荷物を載せて、新しい

ブルーシートで上から覆います。

 

風で飛ばされないように、ロープなどで

ブルーシートをしっかりと固定します。

 

この状態であれば、施工中の間、

建材を屋外で保管することもできます。

 

コンテナが港に到着してから、輸入通関の

許可が下りるまで34日程度なので、

 

1週間後に、建材が現場に届き、建物に

取り付けられる・・計算となりますね。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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author:Akio Kanaida, category:ロジスティクス, 09:00
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#200 港でのデバンニング

デバンニング-横浜港

 

Tjena!

 

スウェーデン住宅や建材を載せたコンテナは、

大型の貨物船で日本まで海上輸送されます。

 

コンテナは、まず、主要港へと運ばれます。

日本では、博多港や神戸港、横浜港、東京港、

そして苫小牧港などが主要港です。

 

例えば、スウェーデンから横浜港までは、

44日程度。約1ヶ月半ですね。

 

貨物船が港に到着すると、大型クレーンが

コンテナを一つずつ降ろし、そのまま

コンテナ車へと載せて行きます。

 

デバンニング-横浜港

 

コンテナはまず、CYContainer Yard)、

コンテナヤードと呼ばれる保税地域へ

運ばれ、輸入通関手続きが行われます。

 

通関手続きが完了すると、コンテナを

CYの保税地域から取り出せます。

 

スウェーデン住宅や建材を、

そのままコンテナごと現場へ送る場合は、

コンテナをコンテナ車で送ります。

 

デバンニング-横浜港

 

これを、Drayage(ドレージ)といって、

コンテナを陸上輸送することです。

 

通常は、港の倉庫にて、コンテナから

建材を取り出します。この作業は、

デバンニング(Devanning)と言います。

 

通称、「デバン」と呼ばれているため、

初めて「デバンはいつにしますか?」と

聞かれた時、誰の「出番」だろう・・・

と思ってしまいました・・・。

 

ちなみに、コンテナに貨物を詰め込む

作業のことを、バンニング(Vanning)と言います。

 

デバンでは、荷下ろしのプロフェッショナルが

待ち構えているので、40フィートコンテナ

(長さ約12m)の建材を、わずか30分程度で

すべて取り出してしまいます!

 

デバンニング-横浜港

 

スウェーデンの建材は、窓やドア、階段、

フローリング、造作材など形状が様々なので、

荷物を積み込むのも大変な作業ですが、

取り出すのも難しく時間がかかるものです。

 

大型貨の物船でも、海の波が荒れれば、

コンテナは揺さぶられてしまいます。

 

そこで、建材を載せた木製パレットは、

コンテナの木製床にビスで固定されていたり、

コンテナ内部にあるフックを使ってベルトで

固定された状態で積載されて来ます。

 

最も難しいのは、長尺物を取り出す作業でしょう。

フローリングやパネル等は、長さが4mで、

重さも2トン近くになります・・・。

 

デバンニング-横浜港

 

そのため、スウェーデンの建材工場において、

パレットの下に「Slade」(スレーデ)と呼ばれる

加工を施し出荷してもらっています。

 

これは、いわゆる「ソリ」の意味です。

重量級の長尺物も、

 

この「ソリ」に載せて引きずり出してしまおう!

 

・・・という企みですね。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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author:Akio Kanaida, category:ロジスティクス, 09:00
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#199 「外壁ブロック」として取り入れる

スウェーデン住宅の施工

 

Tjena!

 

今回は、スウェーデン本国仕様住宅、KarlsonHus

(カールソン・ヒュース)を参考に、今後の

日本での住宅づくりを考察してみます!

 

スウェーデンの住宅は、基本、

住宅製作工場で外壁ブロックが作られます。

 

窓やドア、断熱材から外装材まで取り付いた

外壁ブロックは、住宅の形状によりますが、

長いもので、810mにもなります。

 

外壁ブロックの重量は、100kg/m

目安となっているので、重いものでは、

800kg1,000kg1トン)です!

 

当然、外壁の仕様によって異なります。

 

外壁の厚みが増せば、重くなりますし、

日本仕様など、厚めの構造用合板を張った

外壁では、さらに重くなります・・・。

 

スウェーデン住宅の施工

 

また、窓やドアでも左右されます。

 

通常の木製断熱玄関ドア(10x21*)は、

単体で90kg程度、3層ガラス木製窓

8x13)は40kg程度、同じ構造で

テラスドア(8x21)は、70kg程度です。

 

*10x21:幅x高さで、10=1m, 21=2.1m

 

テラスドアも両開きになれば、150kg

さらに3層ガラスの大型スライドドア

26x24)は、300kg超となります!

 

スウェーデン住宅の施工

 

ただし、これだけ重くなっても、

工場では、外壁ブッロクを作製する専用の

作業台やクレーンが装備されているので

全く問題はありません。

 

トラックやコンテナへの積み込みも、

フォークリフトを使えば、問題なし!

 

そして現場では、クレーン車を使って

外壁ブロックを吊り上げ、所定位置に

置いて行くので、重量作業もないのです。

 

外壁ブロックは、輸送と積込・荷下ろしが

可能な範囲で長い程に「良し」とされます。

 

スウェーデン住宅の施工

 

可能な限り工場で作ってしまう方が、

無駄が少なく、高い精度も保てるからです。

現場での施工時間も大幅に短縮されます!

 

ちなみに、外壁ブロック以外の部材、

例えば、根太材や屋根のトラス材などは、

予め所定の長さにプレカットされた

状態で現場へ搬入されています。

 

スウェーデン住宅の施工

 

こうして考えると、スウェーデンレベルの

断熱性能をもつ住宅を日本で創造する時、

 

スウェーデンの木製窓や断熱材等を

日本の住宅に個々に取り付ける・・・

 

といった手法よりも、スウェーデンで

「外壁ブロック」として作製してしまい、

それを組み込んで行く・・・

 

といった手法の方が、効果的で、

最も合理的と言えるかもしれません。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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#198 スウェーデンのクリスマス

スウェーデンのクリスマス

 

Tjena!

 

今年も早いものであと1ヶ月。

もうすぐクリスマスです・・・。

 

「いやいや、まだ11月ですよ」

 

と言われてしまいますが、

スウェーデンでは、すでに、

クリスマスが始まります!

 

クリスマスはスウェーデン語で、

Jul」(ユール)と呼ばれ、

最も大切なイベントの一つです。

 

クリスマスは、日本と同じく、

12/25日で、もちろん、24日のイブも

盛大にパーティーが行われます。

 

でも、クリスマスの祝いは、

実は、4週前から始まります!

 

4週前の最初の日曜日は、1:a Advent

といって、仕事仲間や友達と祝います。

 

この時期には、すでに、街も家も

クリスマスのデコレーションが

飾られてる状況なのです。

 

スウェーデンのクリスマス

 

3週前の日曜日が2:a Advent

2週前の日曜日が3:a Advent

1週前の日曜日が4:a Advent

続いて行きます。

 

名目上は、祝クリスマスのパーティー

ですが、実際には、日本でいう、

いわゆる、忘年会のような感じです。

 

そして、一番驚いたことが、

イブとクリスマスの過ごし方です!

 

日本では、街はクリスマス一色で、

恋人同士、オシャレなレストランで

ディナーを・・・といった感じですね。

 

しかし、スウェーデンでは、12月の

24日と25日、ほとんどすべてのお店が

閉まっています。会社もお休みです・・・。

 

みんなどこに行っているのか?というと、

 

家で家族と過ごしているのです!

クリスマスは家族みんなで祝うのです。

 

スウェーデンのクリスマス スウェーデンのクリスマス

 

リビングには、大きなクリスマスツリー

が飾られ、ツリーの根元に

たくさんのプレゼントが積まれます。

 

プレゼントは、親から子供にだけでなく、

お互いに、それぞれが準備しているのです。

 

そして、夕食後にJul Tomte(ユール・トムテ)

が現れ(いわゆる、サンタクロース)、

プレゼントをみんなに配って行きます。

 

これが、本場、北欧のクリスマスの

過ごし方です。なんとも素敵ですよね。

 

  ∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

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